2013年1月20日日曜日

ペスクタリアンな理由

15年くらい前から肉を食べないペスクタリアンです。

「どうして肉を食べないの?」と聞かれることがありますが、どうしても譲れない信念のようなものがあるわけではなく、小さな理由でこうなりました。

①もともと肉が特に好きではなかった
これはわかりやすい理由ですね。肉が嫌いというわけではありませんでしたが、肉より野菜や果物、穀物のほうが好きで、お肉でお腹がいっぱいになってしまって他の好物がたくさん食べられないときには残念でした。

あるとき飛行機で隣りに座った外国人の女性がベジタリアンミールを食べていまして、それがとてもおいしそうに見えたんですね。「そうだ、私が本当に食べたいのはこういう食事だ!」と思って、その後お肉を食べるのをやめました。そしていったんやめたらどんどん食べられなくなり、今に至っています。

②胃が弱かった
肉を食べていた頃はしょっちゅう胃が痛くなっていましたが、肉を食べないようになったら殆どなくなりました。(でもこれは肉を食べるのをやめた理由ではなく、結果的にそうなった、ということです)。

以上2つが主な理由。

ここまで書いて気がついたけど、実際のところ、肉食をやめようと思った理由は①だけでしたね。我ながら、単に「好きな物をもっとたくさん食べたい」というだけの理由だったとはなんともかっこ悪い(笑)。

有名な(のかな?)101 Reasons to Go Vegetarian(ベジタリアンになる101の理由)というのがあり、菜食のほうが環境によい(肉を作るには大量の資源が必要)、家畜は劣悪な環境で飼育されている、といった理由も挙げられています。

こうした理由については、賛同するものもあればそうでないものもありますが、家族はお肉を食べるので、できるだけちゃんと育てられたものを食べてもらうようにはしています。(でもこれは野菜や果物でも同じですね)。

と、こんな感じで、どちらかといえば「なんとなく」始まったお肉ナシ生活ですが、もう長い間続いています。お肉が食べたいと思ったことも妊娠中に唐揚げが食べたくなったことを除いては(実際に食べました!)一度もありません。逆にどんどんお肉が食べられなくなり、今では豚骨スープはもちろん、中華の鶏だしスープも全くだめになりました。

魚介類については一週間に2~3回は食べていると思います。しばらくの間食べなくても平気ですが、全部やめて完全なベジタリアンやヴィーガン(乳製品や玉子なども食べないベジタリアン)になる予定はありません。

ベジタリアンというと玄米をたくさん食べていそうですが、実は玄米はあまり食べません。玄米はよく噛まないと消化が悪く、私には少々負担になる気がします。(圧力鍋で炊けばふっくらして問題ないのかもしれませんが、我が家にはないので)。また、無農薬のものでないと玄米には残留農薬が多いので、その点も気になるところです。

「お肉を食べないと栄養が偏るんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、私の場合は食べないのが肉だけなのでそういう心配はないと思います。

ヴィーガンなどの場合はたんぱく質、必須アミノ酸、鉄分、亜鉛等の栄養素に気をつけて食事内容を決めないといけないようです。特にビタミンB12はサプリメントで補ったほうがよいそうです。(逆に言えば、きちんと気をつけて食べていれば肉も魚もなくても十分栄養を取ることは可能なようです)。

また、「健康のためにやっているの?」と聞かれることもありますが、答えはノーです。当たり前ですが、肉を食べない=健康的な食生活というわけではありませんよね。お肉もどんなお肉をどの程度食べるかによるでしょうし、ベジタリアンでも不健康な食生活の人はいます。

ブログのタイトルに4「ペスクタリアン」と入れておきながら矛盾してますが(笑)、特にペスクタリアンやベジタリアンの食事を広めよう!と思っているわけではありません。でも、「野菜料理もっと作りたいけどよくわからなくて」という声もたくさん聞くので、ちょっとでも参考になればよいかな~とは思っています。

お付き合い、よろしくお願いします。

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