2016年6月5日日曜日

長くて高い夏休み

アメリカの学校の夏休みは長く、働いている親は子どもを預ける費用の捻出に困るという記事を読みました。→

うたこの学校の今年の夏休みは6月22日から8月30日までの71日間。住んでいるところによって多少違いますが、どこもこれくらいながーいお休みです。(私立はもっと長いです。)

夏休みがこんなに長いですが、親のほうのお休みはそれほど多くありません。日本と比べれば休みやすいかもしれませんが、ヨーロッパみたいに1ヶ月休暇を取るというのはほぼ無理で、両親ともに働いている、または親がシングルの場合、子どもを預ける場所に困ります。(これも住んでいるところによって違いますが、小学生だけで留守番させておくことはできません。)

サマーキャンプ(大抵はデイキャンプという日帰りのキャンプ)に行かせることが多いですが、学校と違って費用がかかります。

うたこは今年は3種類のキャンプに行く予定で、費用は次の通り。

町のスポーツキャンプ 175ドル×3週間=525ドル
別のデイキャンプ 370ドル
Salvation Army(キリスト教団体)のスリープアウェイ(お泊り)キャンプ 75ドル

スポーツキャンプは町の運営なので安いです。住民でない場合は245ドルになります。午前中スポーツ(週替わりでテニスやバスケットボールなど)をして、午後は湖で泳ぎます。
2つ目のデイキャンプはプライベートのなのでもっと高いです。うたこの一番仲良しのお友だちが行くと言うので一緒に行くことにしました。パンフレットによるとプール3つあって、勝手に泳がせるだけではなくレッスンもしてくれ、他にいろんなアクティビティもあって楽しそうです。

3つ目のお泊りキャンプは激安ですが、これは慈善活動的にどんな家庭の子どももキャンプに行けるようにという配慮で、サルベーションアーミーから補助が出ています。実際にかかっている費用はもっともっと高いです。我が家は裕福でもないけどすごく生活に困っているわけでもないので、申し訳ないからちょっと寄付しようかなと思っています。

こんな感じで、うちは特に高いキャンプには行かせないし、キャンプに行くのは夏休みの半分(10週間のうち5週間)ですが、それでも合計970ドル(10万円ちょっと)かかります。私は在宅で仕事をしているからこれでやっていけますが、両親とも外で働いている場合やシングルの親の場合、もっとたくさん預けたいし、時間も9時~4時では困るので料金を払って延長して……となると、費用はもっともっとかさむことになるし、そもそもふだんの生活がギリギリだったらサマーキャンプの費用は出ませんね。

うちの子が行くサルベーションアーミーのキャンプのように、補助が出て安い(または無料の)キャンプも時々ありますが、数が少なくてすぐいっぱいになってしまうようです。

また、ボストンやケンブリッジなどの都会では夏休みに給食を食べられない子たちのために(低所得の場合、給食は無料)公園で無料でランチを配るというのもやっているけど(公園にいる子どもは誰でももらえる)、そもそも誰かが公園に連れて行かないといけないので、仕事をしている場合はこれも使えない。

楽しいはずの夏休みですが、お金や時間がないために(主にお金かな)辛い時間となってしまったら悲しいなあと思います。

日本も同じように悩んでいる家庭が多いでしょうか。サマーキャンプもあまりないみたいだし、ちょっと大きい子は家でお留守番かな。


などとごちゃごちゃ書きましたが、私は基本的には夏休みを楽しみにしています。子どもが休暇だというだけで、親の私は仕事があっても何となく一緒に休暇気分(笑)。それにこちらは冬が厳しくて長いので、その分夏を思いっきり楽しみたいですしね。

幸い、うたこももう9歳で大きくなってきたので、適当に友だちと遊ばせて私は仕事もできるし、スケジュールも自分で調整できるので休みを取ることもできます。(有給休暇がないのであまり休むと収入がなくなって怖いですが。)Pも合計2週間くらいは休みを取って、家族で休暇を過ごす予定です。今のうちに仕事がんばっておかなければ!


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